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リョウブ科
リョウブClethra barbinervis

 

令法

北海道南部から九州・済州島までの山林に多く見られる落葉小高木で、若葉は山菜、庭木としても植えられる。古名ハタツモリ。
葉は長さ10cm、幅3cmほどで枝先にらせん状につく。花は夏に咲き、芳香がある。枝先の長い総状花序に多数の花をつけ花弁は白く5裂。果実はさく果で3つに割れる。樹皮は表面が剥げ落ちて滑らかになるので、「サルスベリ」とも呼ばれる。
昔、飢饉のときの救荒植物として利用された。現在は「令法飯」などの材料にする。


写真(06.9.2) 山形神室