上溝桜
バラ科サクラ属の樹高約10~15mになる落葉高木。杏仁子(あんにんご)ともよび、香りのよい花や実を食用とする。樹皮は紫褐色。 葉は長さ6~9cm、幅3~5cmで楕円形で先が急に細くなり、縁には鋸歯がある。花は5月頃、白い5弁の小花を長さ10cmの穂に多数総状につける。果実は長さ1cmの核果が黒熟。 若い花穂と未熟の実を塩漬にしたり、熟した実を果実酒にする。 花は香りよく、上見ず桜と揶揄される。